総長からの手紙 聖ピオ十世司祭兄弟会のすべての信徒の皆様へ
メンツィンゲン、2026年7月19日
親愛なる信徒の皆様、
7月1日の式典から数日を経て、ここに皆様へ一言お伝えしたいと思います。
まず初めに、皆様に感謝申し上げます。ここ数年、私はこの歴史的な出来事に備えて皆様の心が整えられるよう、至聖なる聖母に祈り続けてまいりました。皆様の一人ひとりが、祈りと天主の摂理への感謝をもって司教聖別式を支えてくださった姿に、私は深く心を打たれたことを告白いたします。
7月1日、世界中から多くの信徒の方々がエコンに集い、彼らは皆様全員を代表してくださっていました。これほど多くの方々が、これほど熱心に参列してくださったのを見て、私は計り知れない喜びを感じました。ご存じの通り、式典の最中に雷雨に見舞われました。「主の御臨在の輝きに、雲は駆け去り……主は天の高みから雷を轟かせ、至高なる方は御声を響かせられた。Prae fulgore in conspectu ejus nubes transierunt,... Et intonuit de caelo Dominus, et Altissimus dedit vocem suam. (詩編17篇13-14節)」その瞬間、私の喜びは二重に深まりました。一方で、私は例外的な美しさを放つ典礼の特権的な目撃者であり、他方で、私の目の前には、それと同じくらい心に響く別の美しさがありました。それは、嵐の間中、席を離れず、新しい司教たち、カトリック教会、そして教皇のために聖母マリアに祈りを捧げ続けた、膨大な数の信徒たちの姿でした。その中には、ひざまずいている年配の女性たちや、乳児を腕に抱いた若い母親たちもいました。それは、聖ピオ十世会を表現する上でこれ以上ないほど美しい光景でした。何ものにも揺るがされることのない確固とした信仰に支えられた信者たち。ミサの聖なる犠牲こそが、まさに彼らの人生の中心である霊魂たち。その瞬間に私が感じた慰めは、言葉では言い表せないほどでした。その光景は私の記憶に深く刻まれ、決して忘れることはないでしょう。
最後の日まで、私は聖座からの好意的な対応、あるいは少なくとも単なる理解を期待していました。しかし、司教聖別は非難され、下された制裁の厳しさは前例のないものです。それらはまず司教たちを対象としていますが、聖ピオ十世会の会員たちも対象となっています。信徒たちさえも影響を受けています。この全く不当な非難は、真の信仰を守り、霊魂の救いのために働くこと以外には何の目的も持たない人々にとって、計り知れない屈辱です。
しかし、私は皆様に知っていただきたいのです。まず第一に聖ピオ十世会の会員たちを直撃するこの深い屈辱は、天主の御目には意味があり、そのことを決して見失ってはならないということを。究極的には、これらの司教聖別は、親愛なる信徒の皆様一人ひとりのために執り行われたのです。皆様の霊魂こそが、聖ピオ十世会に託された真の宝であり、同会が最も大切にしているものなのです。たった一人の霊魂でさえ、無限の価値を持っています。もし、その霊魂に真の信仰の教えと真の秘跡を授けるために、このような屈辱という代償を払わなければならないのであれば、それはそうするだけの価値があります。なぜなら、霊魂には値段がつかないからです。私たちの救いの代価である主のいと尊き御血の祝日は、7月1日にそのことを私たちに強く思い起こさせてくれました。
制裁は、皆様に対してもかなり残酷な形で降りかかることを意図しています。それは確かに痛ましいことですが、あまり驚かないでください。結局のところ、私たちが何よりも大切にしている聖伝そのものが、それを体現するすべての人々を通じて破門されているのです。天主の御前(みまえ)において、そのような断罪が有効であるはずがないことは明らかです。なぜなら、それは教会の生命そのものの核心を断罪することになるからです。
しかし、この新たな嵐の真っ只中で、一つの疑問が浮かび上がります。今、主は皆様に何を求めておられるのでしょうか。それは信仰が、皆様一人ひとりの霊魂の中に、損なわれることなく生き生きと保たれなければならない、ということです。たとえ天主の摂理によって、信仰の教えが不可解なほどに覆い隠されてしまうような危機が許されたとしても、この信仰は、それを消し去ろうとするあらゆる逆風にもかかわらず、霊魂の中で生き続けなければなりません。公式な信仰告白の外面的な輝きが失われたとしても、皆様の一人ひとりが洗礼の日に授かった小さなろうそくの火は、最後の日まで、心と精神の中で灯(とも)り続けなければなりません。結局のところ、重要なのはそれだけなのです。この小さな炎は、私たちがキリスト者としての生涯の始まりに最初に授かったものであり、また、最期まで持ち続ける唯一のものでもあります。
私は、聖ピオ十世兄弟会が特別な形で奉献されている、至聖なる聖母マリアに、皆様全員を委ねます。あらゆる嵐や困難の只中で、聖母が常に皆様を守り、逆風が吹き荒れる時にも、皆様の霊魂に灯されたこの小さな炎を生き生きと保ち続けてくださいますように。すべての恵みは、聖母の御手(みて)を通して私たちにもたらされます。司教聖別の恵みについては聖母に感謝すべきであり、また、新たな司教たちが聖母の導きにますます従順な器(うつわ)となり、この忠実さを最後まで貫き通せるよう、聖母に祈らなければなりません。
聖ピオ十世会は皆様を決して見捨てません。皆様の霊魂は、聖ピオ十世会の司祭たちの目には決して価値を失うことはありません。
天主の祝福がありますように!
ダヴィデ・パリャラーニ
日本語の代読(トマス 小野田圭志神父)