無原罪の御宿りの祝日の説教(聖書の引用―2024年、大宮と大阪)

ソース: FSSPX Japan

無原罪の御宿り

無原罪の御宿りの祝日の説教(聖書の引用―2024年、大宮と大阪)

2024年12月8日 ブノワ・ワリエ神父

童貞聖マリアの無原罪の御宿りの祝日の説教

「愛する者よ、あなたは、すべてが美しく、何の汚れもない」(雅歌4章7節)。

親愛なる兄弟の皆さま、
待降節第二主日の書簡には、こうあります。「(聖書に)書き記されたすべてのことは、私たちへの教訓のために書かれたものである」(ローマ15章4節)。聖書を綿密に調べて、今日私たちがお祝いしている童貞聖マリアの無原罪の御宿りに関わる隠された宝を見いだしましょう。

まさに受胎において、マリアは常にあらゆる罪から免れておられた

マリアは、「恩寵と真理に満ちておられる」【ヨハネ1章14節】御父の御独り子を生む予定でしたから、他の誰よりも大きな恩寵の賜物を受けられました。
ですから、マリアについては、こう書かれています。「あなたは女の中で祝福された方です」(ルカ1章28節)。

母の胎内での聖化は、他の人々にも特権として与えられました。
エレミアについては、こう書かれています。「おまえが母の胎内から出るより先に、私はおまえを聖別した」(エレミア1章5節)。
洗者ヨハネについても、こう書かれています。「彼は、母の胎内から聖霊に満たされる」(ルカ1章15節)。
したがって、マリアがそれ以上の恩寵を受けるためには、マリアは単に清められるだけではなく、原罪から完全に守られなければならなかったのです。

「いと高き者は、御自身の住まいを聖別された」(詩篇45篇5節)。
契約の櫃は、純金で覆われた朽ちることのない木でできていました。それは、汚れのない聖なる童貞マリアその人のかたどりでした。

マリアの全生涯には罪がなかった

なぜなら、コリント後書3章6節の「天主は私たちを、新しい契約の奉仕者にふさわしい者とされた」によれば、天主は、ある特定の職務のためにお選びになった人々を準備され、彼らがその職務を果たすことができるようにされるからです。さて、童貞聖マリアは、天主の御母となるべく、天主に選ばれました。

したがって、天使が聖母に語った言葉である「あなたは、天主の御前に恩寵を得た。あなたは、身ごもって男の子を生む。その子をイエズスと名づけなさい」(ルカ1章30-31節)によれば、天主の恩寵によって、天主が聖母を、その職務にふさわしい者とされたことに、疑いの余地はありません。

しかし、もし聖母が一度でも罪を犯しておられたとすれば、聖母は、天主の御母にふさわしい者にはなられなかったでしょう。

1.第一に、箴言17章6節の「父親は息子の誇りである」によれば、親の名誉は子に反映し、したがって、他方、母の恥は子に反映するからです。

2.第二に、聖母と、聖母から肉をお取りになったキリストとの間には、唯一無二の親近性があるからです。「キリストとベリアル(=悪魔)に、何の了解があろう」(コリント後書6章15節)。

3.第三に、「天主の知恵である」(コリント前書1章24節)天主の御子が、聖母の霊魂の中だけでなく、聖母のご胎内にも住んでおられたという、唯一無二の在り方のためです。
「知恵は悪い霊魂に入らず、罪にふける体に住まない」(知恵1章4節)

ですから、私たちは、童貞聖マリアが、大罪であれ小罪であれ、自罪を犯しておられないことを、ただ認めなければなりません。

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「愛する者よ、あなたは、すべてが美しく、何の汚れもない」(雅歌4章7節)。

親愛なる兄弟の皆さま、
聖書は二つのことを私たちに示しています。
1)マリアは、受胎の時から、原罪を免れておられました。
2)したがって、マリアの生全涯には、個人の罪はありませんでした。

今日の集祷文の祈りを、喜んで熱心に祈りましょう。
童貞女の無原罪の御宿りによって、御子にふさわしき住まいをしつらえ給うた天主よ、願わくは、同じ御子の予見された死によって、御身が聖母をすべての汚れから守り給うたごとく、聖母の御取り次ぎによって、われらをも清い心をもって御身のもとに至らしめ給わんことを。その同じわれらの主キリストによりて。