ドナルド・トランプ、無原罪の御宿りのマリアをたたえる公式メッセージを発表

ソース: FSSPX Japan

これは歴史的なメッセージと言うことができます。ドナルド・トランプ大統領は、12月8日に祝われる無原罪の御宿りの祝日の機会に、公式の大統領メッセージを発表する初の米大統領となりました。

米国では建国以来、無原罪の御宿りへの信心が根付いています。無原罪の御宿りはスペインと同様に、米国の守護聖人であり、来年は独立250周年を迎えます。

カトリック聖伝の歴史的認識

トランプ大統領はメッセージの中で、「250年近くの間、マリアは偉大な米国の歴史において、特別な役割を果たしてきました」と認めています。大統領声明は、米国のカトリック信者と米国の聖人たちが、イエズスの御母マリアに深い信心を持っていることを強調しています。

トランプ大統領は、無原罪の御宿りの祝日はカトリック教会において「守るべき聖日」とみなされており、カトリック信者はミサへの参加が義務付けられていると指摘しています。

米国の歴史におけるマリアの役割

大統領メッセージは、米国におけるマリア信心の歴史を辿っています。その始まりは、米国初のカトリック司教であり、独立宣言に署名したチャールズ・キャロルの従兄弟でもあるジョン・キャロル司教です。キャロル司教は1792年、この若き国家をキリストの御母に奉献しました。

トランプ大統領はまた、カトリック信者が、ニューオーリンズの戦いでアンドリュー・ジャクソン将軍が英国軍に勝利したことをマリアの取り次ぎによるものとしていたことにも言及しています。 「毎年1月8日、カトリック信者はニューオーリンズで、この町を救いに果たしたマリアの力を記念して、感謝のミサを捧げています」と声明は述べました。

影響力のある人物とマリアの遺産

このメッセージでは、エリザベス・アン・シートン、フランシス・ザビエル・カブリーニ、フルトン・シーンといった著名な米国の人物が、生涯を費やして人々に仕えることで天主を賛美し、マリアへの深い信心を抱いてきたことに触れています。

大統領は、首都の中心部に位置する、北米最大の教会としてマリアをたたえる無原罪の御宿り国立大聖堂について言及しています。また、約50の米国の大学がマリアの名を冠していること、そして賛歌「アヴェ・マリア」が数え切れないほど多くの市民に愛されていることも強調しています。

世界平和への祈り

トランプ大統領はメッセージの中で、第一次世界大戦に言及しています。当時、教皇ベネディクト十五世は、平和の元后マリアがオリーブの枝を持った幼子イエズスを抱く像を建立し、キリスト教徒が戦争終結を祈ることで、自身の平和の模範に倣うよう促しました。「数カ月後、第一次世界大戦は終結しました」と大統領は締めくくっています。

「今日、私たちは再びマリアに促しと慰めを求め、戦争の終結と、欧州と世界における平和、繁栄、調和のある新たな永続する時代を祈ります」と声明は付け加えています。

公式メッセージに「めでたし」の祈りが盛り込まれる

トランプ大統領は、前例のない行動として、大統領メッセージに「めでたし」の祈り全文を盛り込みました。メッセージは、米国が独立250周年を迎えるにあたり、「米国のみならず、世界各地で平和、希望、そして愛を育む」というマリアの役割を「心から感謝を捧げ」て認めることで締めくくられています。

無原罪の御宿りの祝日に関する大統領メッセージ

ホワイトハウス 2025年12月8日

今日、私は、12月8日を、イエズスの御母であり、聖書の中で最も偉大な人物の一人であるマリアの信仰、謙遜、愛をたたえる聖なる日として祝うすべての米国人に敬意を表します。

無原罪の御宿りの祝日に、カトリック信者は、彼らが信じている天主の御母であるマリアが原罪を免れていたことを祝います。聖書によると、マリアが若い女性として初めて歴史に記録されたのは、ナザレトの村で、天使ガブリエルがマリアに奇跡の知らせを告げた時でした。「めでたし、恵まれた方よ! 主はあなたと共におられる」。そして「あなたは身ごもって男の子を生む。その子をイエズスと名付けよ」と告げました。

歴史上最も深遠で重大な行為の一つにおいて、マリアは天主の御旨を信頼と謙遜をもって勇敢に受け入れました。「私は主のはしためです。あなたのお言葉どおり、この身に成りますように」。マリアの決断は、人類の進路を永遠に変えました。9か月後、マリアが御子イエズスを生み、天主は人間となられました。イエズスはその後、罪の贖いと世の救いのために十字架上で命を捧げられることになります。

250年近くの間、マリアは偉大な米国の歴史において、特別な役割を果たしてきました。1792年、独立戦争終結から10年もたたないうちに、米国初のカトリック司教であり、独立宣言の署名者チャールズ・キャロルの従兄弟でもあるジョン・キャロル司教は、この若き国家をキリストの御母に奉献しました。それから四半世紀もたたないうちに、カトリック信者は、ニューオーリンズの戦いのクライマックスにおいて、アンドリュー・ジャクソン将軍が英国軍に驚異的な勝利を収めたことをマリアの功績としました。毎年1月8日、カトリック信者はニューオーリンズで、この町の救いに果たしたマリアの力を記念して、感謝のミサを捧げています。

エリザベス・アン・シートン、フランシス・ザビエル・カブリーニ、フルトン・シーンといった米国の伝説的人物は、生涯を費やして人々に仕えることで天主を賛美し、マリアへの深い信心を抱いてきました。わが国の首都の中心部に位置する無原罪の御宿り国立大聖堂は、北米最大の教会としてマリアをたたえています。時代を超える賛歌「アヴェ・マリア」は、数え切れないほどの人々に愛され続けています。マリアは、数え切れないほどの教会、病院、学校の設立を促してきました。米国の約50校の大学がマリアの名を冠しています。そして、今日から数日後の12月12日には、米国とメキシコのカトリック信者が、1531年にメキシコの中心部――現在は美しいグアダルーペの聖母大聖堂が建つ地――で始まったマリアへの揺るぎない信心を祝います。輝かしい米国独立250周年を迎えるにあたり、米国内のみならず、世界各地で平和、希望、そして愛を育むマリアの役割に、心から感謝を捧げます。

1世紀以上前、第一次世界大戦のさなか、ローマ・カトリック教会の指導者であった教皇ベネディクト十五世は、オリーブの枝を持った幼子キリストを抱く平和の元后マリアの荘厳な像を建立するよう命じ、奉献しました。これは、キリスト教徒が恐ろしい虐殺の終結を祈ることで、マリアの平和の模範に倣うよう促すためでした。わずか数カ月後、第一次世界大戦は終結しました。今日、私たちは再びマリアに促しと励ましを求め、戦争の終結と、欧州と世界における平和、繁栄、調和のある新たな永続する時代を祈ります。

マリアをたたえつつ、カトリックの市民にとって特別なこの日に、私たちは、苦難の時に何世代にもわたる米国の信者に助けと慰めと支えをもたらしてきた、次の聖なる言葉を思い起こします。

めでたし、聖寵充ち満てるマリア、主御身と共にまします。御身は女のうちにて祝せられ、ご胎内の御子イエズスも祝せられ給う。天主の御母、聖マリア、罪人なるわれらのために、今も臨終の時も祈り給え。アーメン。