ロザリオについて(2024年10月―大阪)

ソース: FSSPX Japan

聖霊降臨後第二十主日の説教・ロザリオについて(2024年10月―大阪)

2024年10月6日(主日) ブノワ・ワリエ神父

なぜ私たちはロザリオを唱えるべきなのでしょうか。

I.聖なるロザリオの祝日の集祷文の祈り

親愛なる兄弟の皆さま、
聖なるロザリオの祝日の集祷文の祈りにおいて、教会は、私たちにその答えを与えています。
「御独り子が、そのご生涯とご死去とご復活によって、われらのために永遠の命の報いを買い取り給うた天主よ、願わくは、童貞聖マリアの、このいとも聖なるロザリオの玄義を黙想することにより、われらがその玄義に含まれるものに倣うことができ、かつその玄義が約束しているものを得ることができるようにさせ給わんことを」。

第一の真理。御父の御独り子であるキリストは、私たちのために救いを得られました。どのようにしてでしょうか。「そのご生涯とご死去とご復活によって」です。

第二の真理。私たちの主イエズス・キリストは、童貞聖マリアを通して私たちに与えられました。主がそう望まれたのです。それは必要というわけではありませんでした。私たちの主は、私たちを救うみわざに、童貞聖マリアを密接に関与させられました。「そのご生涯とご死去とご復活において」です。すべての恵みは聖母を通して来るものです。(ご訪問の場面やカナの場面を思い浮かべてください)。

第三の真理。「永遠の命とは、唯一のまことの天主であるあなたと、あなたの遣わされたイエズス・キリストを知ることであります」(ヨハネ17章3節)。ここ地上におけるイエズスのご生涯について、「すべてを心にとどめていた」童貞聖マリア以上の証人がいるでしょうか。

「童貞聖マリアの、このいとも聖なるロザリオの玄義を黙想すること」によって、
1)私たちは、私たちの主のご生涯(喜びの玄義)、ご死去(苦しみの玄義)、ご復活(栄えの玄義)を知るようになります。
2)私たちは、これらの玄義に含まれるものに倣うようになります。言い換えれば、聖家族において、パレスチナの道で、キリストの公のご受難と凱旋を通して、私たちの主や聖母が実践された徳です。
3)そして私たちは、これらの玄義の報い、すなわち永遠の命を得るようになるのです。

ですから、ロザリオは、私たちの信仰を知り、それを実践し、天国に行くための最も良い、最も簡単な方法なのです。

典礼が私たちに教えてくれることに加えて、教皇聖ピオ十世とシスター・ルチアの言葉に耳を傾けましょう。

II.「ロザリオを唱えなさい!」

マントヴァの司教として、1885年9月の司牧書簡で、後の聖ピオ十世は、次のように書いています。

「親愛なる子どもたちよ、ロザリオを唱えなさい。なぜなら、私たちの時代においては、服従を嘲笑し、心を堕落させ、キリスト教の道徳を損なう知的な高慢が嘆かわしくも蔓延していますが、信仰の凱旋のためには、いとも聖なるロザリオの玄義を黙想することほど確実な手段はないからです」。

「ロザリオを唱えなさい。なぜなら、信心が生ぬるくなり、多くの人の心の中で消えているとしても、イエズスが教えられた祈り、天使がマリアに挨拶をした祈り、天にまします天主の玉座の周りで絶えず唱えられる祈り以上に、信心の炎を再燃させるものはないからです」。

「ロザリオを唱えなさい。なぜなら、ロザリオが、信徒を祈りで一致させるとともに、家族に一致を、社会に平和をもたらす調和の感情を引き起さないはずがない、信心の実践であるからです」。

「ロザリオを唱えなさい。これは計り知れない祝福の泉となり、町とその人々の守護となります。なぜなら、天主が、これほど多くの子らの呼びかけに耳をお貸しにならず、教会がその守護を願う祈りにマリアがお応えにならないということはありえないからです」。

III.ファチマのシスター・ルチアの証言

「私たちが生きているこの終末の時代において、いとも聖なる童貞は、ロザリオによって解決できない問題はないという段階まで、ロザリオを唱えることに新たな効力を与えておられます。それは、私たち一人一人の、私たちの家族の、世界の家族の、あるいは修道共同体の、さらには国民や国家の個人的な生活において、この世のものであれ、とりわけ霊的なものであれ、どんなに困難なものであってもです。申し上げますが、どんなに困難なものであっても、聖なるロザリオの祈りによって解決できない問題はありません。聖なるロザリオによって、私たちは自らを聖化します。私たちは、私たちの主をお慰めし、多くの霊魂の救いを得ることでしょう」(フエンテス神父宛ての手紙、1957年)。

結論

親愛なる兄弟の皆さま、十月が始まりました。聖伝によれば、聖なるロザリオに捧げられている月です。

聖母への祈りは数多くありますが、教会はこの特別な祈りを非常に重視しています。教会が強く推奨していることを、私たちは無視することができるでしょうか。

ファチマにご出現になるたびに、聖母は、「ロザリオを毎日唱えなさい」という言葉を繰り返されました。この童貞聖マリアの命令を、私たちは無視することができるでしょうか。

この十月中、そしてもちろんその後も、ロザリオを忠実に、注意深く、信心深く唱えましょう。

「天主の御母、聖マリア、罪人なるわれらのために、今も臨終の時も祈り給え。アーメン」。