人よ、おぼえよ、汝は塵である。また塵に帰るであろう。
2021年2月17日 灰の水曜日
トマス小野田神父からのメッセージ
愛する兄弟姉妹の皆様、
今日は2021年2月17日、灰の水曜日です。今日から、罪の償いのために、四旬節の大小斎が始まります。初代教皇である聖ペトロはこう言います。「キリストは肉体において苦しまれたのであるから、あなたたちもその心で武装せよ」(ペトロ前4:1)。
今日、聖なるカトリック教会は、私たちが何であるか、私たちの真実の姿を思い出させています。
かつて人祖アダムとエワは天主のようになろうとして罪を犯してしまいました。
教会は、私たちの額に灰をつけながら、天主が人祖に言った死刑の宣告を繰り返します。
「人よ、おぼえよ、汝は塵である。また、塵に帰るであろう。」(創世記、3:19)
人間は傲慢にも、天主に従うことを拒否して罪を犯しました。そのため天主から受けた不死の特権を失ってしまいました。罪のせいで死がこの世に入りました。
私たちは塵でしかありません。塵芥の無にすぎません。私たちの持つすべては天主からいただいたものです。ですから天主に忘恩であったり、傲慢であったりすることはできません。天主は傲慢な者たちに逆らい、謙遜な者を赦そうとされます。
私たちが真実を知るなら、どうして天主に反対したり、天主の掟に敢えて逆ったりすることができるでしょうか?
最後はお墓で終わる地上での短い人生は、天主を愛するチャンスとして、私たちに与えられています。
しかも、私たちが良いことを行うことができるとしたら、それさえも天主のお恵みのおかげです。主の憐みをこい願いましょう。私たちが聖なる四旬節を過ごすことができますように。
罪を忌み憎み、打ち砕かれた心で、額に灰を受ける恵みを求めましょう。犯した罪を悔い悲しみましょう。
罪については悲しんでも、しかし、四旬節の大小斎をささげることができることについては、喜びましょう。
主は言われます。「断食をする時には、偽善者のように、悲しい面持ちをしてはならない。偽善者は、他人に断食を見てもらおうと思って、くらい顔つきをしている。」何故なら、断食を天主御父にだけ見せるためです。主は言われます。「自分のために、この世に宝をつんではならない」と。
聖母よ、私たちがよい四旬節を過ごすことができるようにお助け下さい。