イエズスの至聖なる御名―聖書による意味(2026年、大阪と札幌)

ソース: FSSPX Japan

イエズスの聖なる御名の礼拝

イエズスの至聖なる御名―聖書による意味(2026年、大阪と札幌)

2026年1月4日 ブノワ・ワリエ神父

イエズスの至聖なる御名―聖書による意味(2026年、大阪と札幌)

親愛なる信者の皆さま、

私たちは、天主の「御名によりて」十字架のしるしをしたばかりです。
キリストが、その聖なる御名の力によって、福音を伝えて洗礼を授けるよう、使徒たちを遣わされた時の、最後の言葉を、私たちはただ、繰り返しただけです。
イエズスの至聖なる御名の祝日の意味を理解するために、聖書が天主の御名について何と語っているかを見てみましょう。

天主の御名の力

以下の各一節、特に詩篇のものは、主の御名が力や守りの源泉、天主の権威の源泉であることを強調しています。

―詩篇8篇1節「主よ、われらの主よ、全地に満ちる御名のその偉大さ! 御身は御威光を天上に上げられた」。
―詩篇19篇1節「悶々の日に、主があなたの祈りを聞き、ヤコブの天主の御名があなたを守り給わんことを」。
―詩篇82篇18節「御身のみ、御名が主であり、全地のいと高き者なることを、彼らに思い知らせ給え」。
―詩篇90篇14節「主は言われる。『私を愛するから、私は彼を救おう。私の名を知っているから、私は彼を守ろう』」。
―詩篇105篇8節「主は御名のために彼らを救い、その大いなる力を知らしめ給うた」。
―詩篇123篇8節「われらの助けは、天地を造り給うた主の御名にある」。
―箴言18章10節「主の御名は堅固な塔で、正しい人はそこに安全に避難する」。

天主への信頼

主の御名への信頼と確信を強調する各一節。

―詩篇5篇12節「御名を愛する人々が、御身において喜ばんことを」。
―詩篇9篇10節「御名を知る者は御身に依り頼む。主よ、御身を求める者は見捨てられぬからである」。
―詩篇19篇7節「ある者は車に頼り、ある者は馬に頼る。だが、われらは、天主なる主の御名に頼る」。
―詩篇33篇21節「われらの心は主において喜び、その尊い御名に依り頼む」。
―詩篇90篇2節「われ主に言い奉る。『わが逃れ場にして砦なる天主よ、われ御身に信頼し奉る』」。

天主への賛美

これらの各一節、特に詩篇は、主の御名を褒め、祝福し、賛美を歌うことを強調しています。

―詩篇7篇17節「われ、主の正義に感謝し、いと高き御者なる主の御名を褒め歌う」。
―詩篇9篇2節「われ、御身において喜びおどる。いと高き御者よ、御身の御名を褒め歌おう」。
―詩篇33篇1-3節「われ、あらゆるときに主をほめたたえる。主への賛美はいつもわが口にあり。わが魂は主において誇り、謙遜な者たちは聞いて喜ぶ。われと共に主をたたえ、共に御名をあがめよう!」。
―詩篇67篇4節「天主に歌え、その御名を褒めたたえよ。雲に乗る者に歌をささげよ。その名は主、御前に喜びおどれ!」。
―詩篇113篇1節「われらにではなく、主よ、われらにではなく、御身の御名に栄光を帰せよ。御身の愛とまことのゆえに!」。
―詩篇144篇1節「わが天主、わが王なる御身をほめたたえ、御名をとこしえに祝し奉る」。
―詩篇144篇21節「わが口は主の賛美を語り、すべての肉は聖なる御名をとこしえに祝し奉る」。
―詩篇147篇13節「主の御名をほめよ。主の御名、それのみあがめられ、その威光は天と地の上にある」。
―詩篇150篇1-6節「主をほめよ。聖所で天主をほめよ。力を示す天で主をほめよ。力あるみわざのために主をほめよ。極みなく偉大さのために主をほめよ。…息のある者はみな主をほめよ。主をほめよ」。

天主の御名の聖性と崇高さ

これらの各一節は、主の御名にふさわしい聖性、威厳、そして崇敬の念を強調しています。

―詩篇28篇2節「御名の栄光を主に帰せよ。聖なる輝きの主をあがめよ」。
―詩篇102篇1節「わが魂よ、主を祝し、わが内なるすべてよ、その聖なる御名を祝せよ」。
―出エジプト20章7節「なんじの天主なる主の名を、みだりに唱えるな。主は、御名をみだりに唱える者には、罰を下さずにはいない」。
―レビ19章12節「わが名を用いて、偽りの証言をするな。それは、なんじの天主の名を汚すこととなる。われは主である」。

イエズスの至聖なる御名

イエズスは天主であるため、新約聖書はイエズスの御名に、天主の御名に等しいものとして焦点を当て、力、信頼と救い、そして賛美を強調しています。


 力:

―ヨハネ14章13-14節「あなたたちが私の名によって願い求めることはすべてかなえられ、父が子において栄光を受け給うように、私が計らう。あなたたちが私の名によって何かを願い求めるなら、私が計らおう」。
―マルコ16章17-18節「信じる人々は、私の名によって悪魔を追い出し、新しい言葉を話し、蛇を握り、毒を飲んでも害を受けず、病人に手を置いて治すなどのしるしを見せるだろう」。
―ルカ10章17節「七十二人は喜びを抱いて帰り、『主よ、あなたの御名によれば悪魔さえも私たちに服従します』と言った」。
―使徒行録3章6節「ペトロは言った。『私は金銀を持っていない。だが私の持っているものをあなたにあげよう。ナザレトのイエズス・キリストの御名によって、立って歩きなさい』」。

 信頼と救い:

―ヨハネ1章12節「その方を受け入れ、その御名を信じた人々にはみな、天主の子となれる力を授けた」。
―ヨハネ20章31節「これらのことを記したのは、イエズスが天主の御子キリストであることを、あなたたちに信じさせるため、そして、信じてその御名によって命を得るためである」。
―ローマ10章13節「主の御名を呼び求めるすべての人は救われる」。
―使徒行録4章12節「救いは主以外の者によっては得られません。この世において、われわれの救われる名は、そのほかにはないからです」。
―使徒行録2章38節「ペトロは彼らに言った。『悔い改めなさい。おのおの罪の赦しを受けるために、イエズス・キリストの御名によって洗礼を受けなさい。そうすれば、聖霊の賜物を受けるでしょう』」。
―使徒行録22章16節「さあ、何をためらうことがありましょうか。立ちなさい。その御名を呼び、洗礼を受けて罪を清めなさい」。

 賛美:

―フィリッピ2章9-11節「そこで、天主はキリストを称揚し、すべての名にまさる名を与えられた。それは、イエズスの御名の前に、天にあるものも、地にあるものも、地の下にあるものも、みなひざをかがめ、すべての舌が父なる天主の栄光をあがめ、『イエズス・キリストは主である』と宣言するためである」。
―コロサイ3章17節「あなたたちが言葉と行いとをもってすることはすべて、キリストによって、父なる天主に感謝しつつ、主イエズスの御名によって行え」。
―ヘブライ13章15節「であるから、イエズスによって絶えず賛美のいけにえを天主にさげよう。それは、御名をたたえる口の実である」。

親愛なる信者の皆さま、

今日のイエズスの至聖なる御名の祝日に、この天主の御名の背後に隠された真実を見いだしましょう。それは、信頼と救いの源泉である、天主の力と聖性なのです。
今日の福音にあるように、イエズスの御名は天主ご自身によって選ばれたものです。
聖母が、天主なる御子を見つめながら、どれほどの敬虔さと優しさをもってこの甘美な名を口にされたか、私たちは想像できるでしょうか。
イエズスの聖なる御名に対して、頻繁に、敬虔に、そして愛を込めて祈り求め、賛美しましょう。「この世において、われわれの救われる名は、そのほかにはない」(使徒行録4章12節参照)からです。アーメン。