待降節第一主日の説教―待降節特有の外観の儀式(2025年、大宮)

ソース: FSSPX Japan

主の御降誕

待降節第一主日の説教―待降節特有の外観の儀式(2025年、大宮)

2025年11月30日 ブノワ・ワリエ神父

待降節第一主日の説教―待降節特有の外観の儀式(2025年、大宮)

親愛なる兄弟の皆さま、

教会は、待降節の典礼において、この聖なる時期特有の外観の儀式を通して、キリストの来臨について語りますが、この儀式は、外的感覚に語りかけることによって、聖歌と言葉の表現の豊かさを完成させるものです。

まず第一に、待降節の日数です。最初の御降誕が四千年以上後に起こったように、私たちの贖い主の霊的な御誕生は、四週間後に起こります。

四旬節と同じく、待降節中も、悔い改めの典礼の季節ですから、教会では結婚式は執り行われません。人々は、祭服の地味な色によって、そのことを否応なく思い起こします。聖人の祝日を除いて、紫色は、「諸国民の待望である遣わされるべき方が来られるまで」(創世記49章10節)メシアを待ち望んでいた昔の真のイスラエル人に私たちを一致させるために、教会が使用する色なのです。

教会はまた、待降節中、聖人の祝日を除いて、天使の賛歌である「Gloria in Excelsis Deo」を禁じています。なぜなら、この栄光の歌は、ベトレヘムの天主なる幼子のまぐさおけの上で歌われたのであり、天使たちの舌は、まだほどけていないからです。

平日には、待降節のルブリカは、四旬節と同じように、特定の祈りをひざまずいて唱えなければならないと規定しています。

しかし、待降節と四旬節を最も際立って区別する特徴が一つあります。それは、待降節中は、喜びの言葉、つまり喜びのアレルヤが妨げられないことです。アレルヤは、四つの主日のミサで歌われ、祭服の地味な色と鮮やかな対照を成しています。これらの主日の一つである第三主日には、オルガンの使用禁止が解かれ、私たちはその壮大な音色を喜び、祭服は紫色の代わりにバラ色を使用することもできます。ですから、これらの喜びの痕跡は、教会の聖なる悲しみの状態と混ざり合って、最も表現力豊かな方法で、こう告げているのです。クリスマスのメシアの霊的来臨を求める祈りで、教会が古代の天主の民と一致しているにもかかわらず、インマヌエルがすでに二千年以上前に教会のもとに来られたことを、教会は忘れてはいないのだ、と。

親愛なる兄弟の皆さま、

待降節の初めに、「主に向かって心を上げ」ましょう(入祭誦)。

そして、信心に満ちた聖母の心構えをもって、クリスマスを待ちながら、今日の聖体拝領後の祈りを私たちの祈りとしましょう。「主よ、願わくは、われらが、ふさわしき敬意をもって、近づくわれらの贖いの荘厳な儀式の備えができるよう、御身の神殿の中で、われらに御慈悲を受けさせ給わんことを」。アーメン。