第六話「教会に危機はあるのか?」
聖ピオ十世会について:第六話「教会に危機はあるのか?」
「今、カトリック教会に、危機があるのでしょうか?」この問いはとても大切です。何故ならこれへの答えによって、現代、カトリック信者の態度が決まるからです。
カトリック教会が、今、重大な危機に苦しんでいるということは事実です。
1960年代、第二バチカン公会議の時には、教会には新しい春が来るという希望がありました。しかし、起こったことは全く反対のことでした。
何千人もの司祭が司祭職を放棄し、何千人もの修道士や修道女たちが世俗の生活に戻ってしまいました。今日では、ヨーロッパでも北米でも召命は非常に少なくなりました。数え切れないほどの神学校、修道院、教会の施設が閉鎖されました。多くの小教区では、司祭が不足しています。多くの修道会では、修道者の不足のために、学校や病院、高齢者のための施設の経営放棄を余儀なくされています。
カトリック教会内の危機は、信仰の危機です。カトリックの基本的な真理、たとえば、天主に対する信仰、イエズス・キリストが天主であること(神性)、天国、煉獄、地獄などなど、これらの真理は、ますます信じられなくなってしまっています。毎週主日(日曜日)にミサに与るようなカトリック信者でさえも、これらの信仰箇条を否定しています。
教皇パウロ六世は、すでに1972 年 6 月 29 日、「何らかの亀裂を通って、サタンの煙が天主の神殿に入ってしまった」と嘆いています。
ベネディクト十六世も、2012年1月27日(金曜日)にこう認めました。「私たちは、信仰の深い危機に直面しています。今日の教会にとって最大の課題となっている宗教的感覚の喪失(そうしつ)に直面しています。」
何が真理で何が偽りであるかについてのこの混乱は、何が善で何が悪であるかについての混乱につながります。教義的な混乱は、道徳的な混乱につながっています。
この問いについての更なる理解と洞察のために、ルフェーブル大司教の公開書簡「教会がどうなってしまったのか分からなくなってしまったカトリック信者たちへ」をお読みになることを推薦いたします。インターネット上で日本語で読むことができます。
また別の情報源として、「教会の危機に関するカテキズム」“Catechism of the Crisis”やリーフレット「第二バチカン公会議という時限爆弾」“Time Bombs of the Second Vatican Council”お勧めします。Angeluspress.orgで英語版を入手できます。
教会における信仰の危機を深く研究したい方には、"ロマーノ・アメリオ著「Iota Unum」を読むことをお勧めいたします。